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地域ラボ・岐阜
地域ラボ・岐阜にて、木曜日は“イベントの日” 「地域工芸を守れるか?曲げわっぱが教えてくれた稼ぎ方」を開催しました。
地域ラボ・岐阜にて、令和6年11月28日(木)に、清水曲物工房代表の清水貴康氏による「地域工芸を守れるか?曲げわっぱが教えてくれた稼ぎ方」のイベントを開催しました。
清水氏は、金融機関から曲げ物職人に転身し、現在注文が2年待ちという人気職人です。イベントの前半では、金融機関の経験から地域工芸でビジネスを成立させるまでの経緯について、詳しくお話しいただきました。職人として技術を磨き続けるのはもちろんのこと、経営者目線で工夫を重ねた取り組みは、大変興味深い内容でした。
後半は、清水氏が抱えている課題について、参加者全員でディスカッションをしました。清水氏が直面する課題は原材料となる木材の調達で、特に曲げ木をつなぐ「サクラカンバ」の皮は一年のうちわずか一回しか収穫できず、木を傷つけずに皮をむく技術も必要なため、必要量を確保するのに苦労されているそうです。その課題に対して参加者から、年に一回しか収穫できないのであれば、林業や地域活性化に関心がある人に手伝ってもらいやすいのでは。皮を収穫する職人の様子を動画で紹介してはどうか。曲げ物フェスの開催を通じて、原材料の問題を周知してはどうか。などのアイデアが出され、いくつかのアイデアはやってみようということになり、今後の展開に期待が高まるイベントとなりました!