地域ラボ・中津川オープンDAYを開催しました。
地域ラボ・中津川が所在する新町商店街を含む複数の商店街合同で開催する「中山道中津川宿六斎市」に合わせ、地域ラボ・中津川において、令和5年6月4日(日)に「地域ラボ・中津川オープンDAY」と題したイベントを開催しました。
このイベントでは、特に農業に関する話題を提供し地域住民の皆さんと意見交換を行うことを目的に、3名のゲストスピーカーを招いて講演を行いました。まず、豊楽園代表の中野周平氏からは、「飛び出せおへマガ編集室 話題のあの人に公開インタビュー」と題し、代表を務める農園「豊楽園」での農業に関するお話、自身の著書やお遍路の体験、中津川の暮らしなど、さまざまな視点をもとに、現代の百姓や歩いていて楽しい中津川づくりについて考える話題提供をいただきました。
続いて、岐阜大学社会システム経営学環の李准教授からは、「岐阜大学の先生が中津川にやってくる!耕作放棄地の問題と再生の道」と題し、データに基づき全国と比較して岐阜県は小規模な経営体の農家が多いこと、恵那市や中津川市は耕作放棄地の面積が広いことなどお話しいただきました。
最後に、(有)耕グループ取締役の繫澤弘子氏からは、耕グループが「地域と共に歩む」ことを大切にする経緯となった創業時のエピソード、耕作放棄地を活用した地域連携の取り組みイベントや「楽しいから取り組む」という見せ方をするためのデザインの工夫についてご紹介いただきました。
参加者には農業に従事する方も多く、農業を営む上の悩みや中津川市全体で取り組むべき課題などの積極的な質問や意見交換が行われるとともに、中山道を歩く観光客が多いのでお遍路の話は大変参考になった、耕作放棄地が中津川や恵那が他の場所と比較してもこんなに多いとは知らなかったなどの意見が寄せられ、中津川のまちづくりや参加者の事業に役立つイベントとなりました。


