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地域ラボ・中津川にて、「くりラボ2025」を開催しました。

 地域ラボ・中津川は、令和7年10月11日(土)JAひがしみの本店および土屋栗農園にて「くりラボ2025」を開催しました。 

 本イベントは、岐阜大学社会システム経営学環まちづくりデザイン実習「栗チーム(3年)」および地域ラボ・中津川が主催し、東美濃栗振興協議会・JAひがしみの様にご協力をいただき、中津川市および中津川市教育委員会に後援をいただいて開催しました。栗チームによる、約1年間にわたる東美濃地域における栗生産の課題解決への取り組みの一環として実施された本イベントでは、栗の魅力を紹介するとともに、「後継者不足」や「栗生産の将来」について、参加者の皆さまと共に考える機会となりました。当日は、23名の方にご参加いただきました。

 前半は、土屋栗農園での開会式の後、紙芝居による地域課題の紹介と、その解決策の提案が行われました。紙芝居は、小学生にもわかりやすい内容で、地域の課題について楽しく学べる工夫があり、子どもたちも熱心に耳を傾けていました。その後、広大な栗園を散策しながら「栗クイズ」に挑戦しました。自然の中で楽しみながら学べる時間となり、参加者同士の交流も深まりました。
 後半は、JAひがしみの本店にて、「くりサーチ」と栗を使った料理教室を行いました。企画段階からご協力いただいている東美濃栗振興協議会など、栗生産に関わる3名の方に講師を務めていただきました。「くりサーチ」では、3種類の栗の特性を見た目、味、食感などから当てる「利き栗体験」に挑戦しました。最初は難しそうに感じられましたが、栗の種類の違いを比べてみると、驚きと発見があり、大いに盛り上がりました。続いて行われた料理教室では、講師の指導のもと、参加者全員で栗きんとん、栗おはぎ、焼き栗きんとんなど、栗を使った料理作りを体験しました。完成した栗料理を味わいながら、栗の魅力を五感で楽しむ一日となりました。

 参加者からは、地元だけど、栗の生産の現状を知らなかったので、勉強になった。盛りだくさんな内容で充実した一日を過ごせた。小学校の学習で栗について扱いはあるが、深く学べていない。地域活性について連携をさらにはかり、若い力を活かせるとよいと思う。栗にいろいろな種類があることを知れてよかった。今まで無関心だったが、後継者問題など、栗の生産者が減ってきていることに驚いた。などの声をいただきました。