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地域ラボ・中津川では、「令和7年度 地域ラボ・中津川×中津商業高校の連携授業(全7回)」を開催しました。

 地域ラボ・中津川では、令和7年5月13日(火)から10月28日(火)までの期間にわたり、地域ラボ・中津川と岐阜県立中津商業高等学校の連携授業を全7回にわたって実施しました。本授業は、中津商業高校ビジネス課の生徒32名を対象に、岐阜大学社会システム経営学環 特任准教授/地域ラボ・中津川 水野輝彦 氏が担当しました。

 この連携授業を通じて、生徒たちは地域社会への理解を深めるとともに、自ら課題を見つけ、考え、行動する力を育むことができました。ビジネス課としての専門知識を生かしながら、地域とともに学び、協力し合う新しい可能性を感じる貴重な時間となりました。また、地元企業である丸山木材ホールディングス株式会社 社長 丸山氏や、株式会社ココアイ 社長/地域ラボ・中津川支援員 古井氏をはじめ、日本政策金融公庫多治見支店 鳥居氏による金融に関する講話、岐阜大学社会システム経営学環 准教授 柴田氏による講義など、さまざまな分野の専門家から実践的で学びの多いお話を伺うことができました。

 各回の授業では、講義に加えて、グループディスカッションや課題解決型のワークショップなど、体験を通して学ぶ時間も取り入れられました。また、地域の企業経営者などをゲスト講師としてお迎えすることで、現場のリアルな声に触れ、実社会への理解をより深める貴重な学びの場となりました。最終回には発表会が行われ、最終選考に選ばれた5名の生徒が、練り上げたビジネスプランを発表しました。それぞれのプランは、地域課題の解決や新たなビジネスチャンスを意識した、具体的かつ実現可能性の高い内容であり、審査員や参加者から高い評価を受けました。

 参加した生徒、学校関係者からは、教科書で学んだ知識をどのように活かせばよいか、具体的に理解することができた。地元で起業している先輩や会社の社長のお話を聞くことができ、普段できない貴重な体験となった。就職して会社などの組織に所属する以外にも、自分で起業するという道があることを具体的に知ることができた。などの声をいただきました。