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地域ラボ・高山にて「令和6年度飛騨高山ものづくりアカデミー」地元伝統工芸 飛騨春慶塗・座学講座を開催しました。

 地域ラボ・高山において、令和6年10月11日(金)に、「令和年度飛騨高山ものづくりアカデミー」地元伝統工芸 飛騨春慶塗・座学講座を開催し、岐阜県立飛騨高山高等学校 環境科学科の生徒の方々に参加いただきました。

 伝統工芸士で塗師の高橋 光男氏を講師にお招きし、飛騨春慶塗の歴史を縄文時代から遡って学び、漆の生態から木地に漆を塗るまでにどのような過程を経ていくのか科学的な視点での話、木地のデザインやその仕上がりがどのくらい塗りに重要か等、様々な角度から飛騨春慶塗についてお話をしていただきました。職人の方の工房でお話を聞くことができ、実際に使う道具や手さばきを見ながら飛騨春慶塗を学ぶことのできる大変貴重な機会となりました。

 参加した生徒からは、昔から続く茶道具やお皿だけでなくスマートフォンケースや名刺入れなど現代に合わせて作る作品を変化させているという点が特に印象的だった、漆が木の樹液だと初めて知った、本の木からワンシーズンでコップ杯分ほどしか取れない貴重なもので利便性にも優れていると知った、漆は縄文時代から使われているということや殺菌作用などがあることに驚いたなどの感想が寄せられました。